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Sam's

読書記録、ギフテッド/2EやACに関して。

読書リスト<慶應通信関連書籍>

テキスト学習を始める前に

「レポート・論文の書き方入門 第3版」河野哲也著,慶應義塾出版会

「アカデミック•スキルズ 大学生のための知的技法入門 第2版」佐藤望編著,湯川武,横山千晶,近藤明彦,慶應義塾出版会

 

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通信課程関連の書籍はここにまとめる予定。

慶應義塾大学通信課程の出願について(2017/04/07)

 

 

 

 出願

出願の際、他の通信課程との違いが表れているのは“書評”の提出が求められることです。また、過去の学習歴から将来の展望を記述する“志望動機”も存在します。

志望動機

志望動機では、なぜ慶應なのか、通信課程なのかといったことを問われる一方で、今までの経験と志望する学部を絡めら文章の展開を要求されますが、要求される文字数は700字とかなり少ないので、実際の分量よりも多めに書いておき、後でまとめると良いと思います。

書評

書評に関しては、興味がある本をいくつかピックアップし、良く理解できたものをまとめました。

願書提出時期は自閉症スペクトラム関連の本を学術書から入門書まで数冊読みましたが、最終的には入門書の内容をより簡潔にし、他の概念との関連性を指摘するに留めました。

“要約”、“評価”(どのような点が優れているか、逆に不足しているか)の2点に加え、“自身の考え”をひと段落程度記述したことが功を奏したと思われます。

こちらも700字以内の記述となります。 

入学

合格すると、合格通知に加えて入学手続きの関連書類が書留で送られてきます。

入学手続きには諸費用の振込と住民票の提出が求められ、この2点をクリアすると晴れて慶應義塾大学通信課程の学生となります。

手続き後一週間程度で教材セットが届きました。

実際の授業は4月中旬から始まり、4月末に通信課程の入学式が執り行われます。


志望動機、書評は別ページにて後日公開します。

志望動機は多少削りますが、書評はそのままの形で公開しようと思いますので、参考になれば幸いです。

慶應義塾大学通信課程に合格しました。

慶應義塾大学通信課程に合格しました。

専攻は文学部の第一類(哲学、教育学、心理学)になります。

発達障害や教育制度、影響論について学ぶ予定です。

通信課程に関しては、放送大学日本大学、その他多くの大学で実施されていますが、今回は遺伝に関する研究環境が整っていたため、慶應義塾大学を選定しました。

提出書類に関しては可能な限り公開する予定ですので、参考にしていただければ。

ということで、報告でした。

 

広汎性発達障害について

 広汎性発達障害

自閉症スペクトラム

アスペルガー症候群(ASD)及び、自閉症を含む新たな診断名です。

"スペクトラム"とは連続体という意味を持ち、

健常者(定型発達者)と発達障害者が、決して異なる存在ではなく、

色の濃淡のように、同一線上に位置していることを表しています。

 

高機能って?

自閉症スペクトラムの前に"高機能"とついている場合があります。

これは、知的障害が見られない自閉症患者のことで、その基準はIQ70となっています。

なので、自閉症スペクトラムかつ、IQが70以上の場合、高機能自閉症スペクトラムが診断名となります。

IQ70未満の場合は、何もつけずに自閉症スペクトラムという診断名です。

 

アスペルガー症候群自閉症(自閉症スペクトラム)は違うの?

DSMー5という診断基準の改定によって、

アスペルガー症候群ASD)と呼ばれていた診断名は削除され、自閉症とともに、自閉症スペクトラムという診断名に変更(移行)、統一されました。

過去にASDとの診断を受けている場合も、現在は高機能自閉症スペクトラムと名乗るのが良いと思われます。

アスペルガー症候群ASD)と自閉症の違いは研究調査によって、知的障害の有無以外の差が認められないことが明らかにされています。

従来、ASDとは高機能の自閉症であり、自閉症はそれ単独のものでしたが、前述の研究結果も受けて、自閉症スペクトラムという診断名に統一されたと考えられます。

 

その他の広汎性発達障害(PDD-NOR)

原因不詳ながらも、自閉症スペクトラムを始めとする発達障害と同じ症状が見られるものに対して使用されます。

判断基準

広汎性発達障害に関して、アメリカにおいてはDSM-5の基準が適用されており、その基本的基準は以下の2つとなっています。

社会性障害

言語障害を始めとするコミュニケーション障害や、社会におけるルールの理解に不備があるなどといった特徴を指す。

反復常同(強いこだわり)

決まった時間に決まった行動をしないとならなかったり、物の位置が移動していることによって強い混乱が引き起こされるなどの特徴。

感覚過敏/鈍麻といった性質がDSM-5によって新規に追加されている。

 

判断基準以下については、近日追記します。

「たった、それだけ」宮下奈都

 あらすじ

「逃げ切って。」贈賄の罪が発覚する前に、望月正之を浮気相手の女性社員が逃がす。告発するのは自分だというのに–––。

正幸が失踪して、残された妻、ひとり娘、姉にたちまち試練の奔流が押し寄せる。正幸はどういう人間だったのか。

私は何ができたか・・・。

それぞれの視点で語られる彼女たちのない生徒一歩前に踏み出そうとする“変化”。

本屋大賞受賞作家が、人の心が織りなす人生の機微や不確かさを、精緻にすくいあげる。

正幸のその後と共に、予想外の展開が待つ連作形式の感動作。

本書裏表紙より引用。 

読後の感想

あらすじで語られている"変化"は、とても些細なきっかけによって齎される。

タイトルの通り、読者から見ても、恐らくは登場人物から見ても「たった、それだけ」のことで。

正幸が失踪するきっかけとなったのは「逃げ切って。」という一言、女性社員が正幸に投げかけた理由は過去に出来なかった「たった、それだけ」を思い返したから。

失踪した夫の妻は些細なことを守り続け、娘が母に抱いていた感情は、ある鳥な話を聞くことで変わっていった。

教師が初志を思い出すのも、介護施設で働く若者が人生を切り開いたのも、本当に些細な出来事。

それは、当人にとっては目の醒めるようなパラダイム・シフト。

 

人の生き方も思想も"たった、それだけ"のことで変化する。

もちろん、正幸とその家族のように変化が齎すものが一概に良いものとは限らない。

それでも、ほんの少しの出来事で、

変化し続けることが可能だということを再確認出来る一冊。

 

たった、それだけ (双葉文庫)

たった、それだけ (双葉文庫)

 

 

読書リスト<2017.03.01->

3月始まりの新たな読書リスト。

区切りとして多少の違和感があるので、4月始まりに変更するか再考します。

リンクから当ブログのレビュー記事へ遷移が可能です。

学術・一般

自閉症と感覚過敏」熊谷高幸,新曜社

アスペルガー症候群(高機能自閉症スペクトラム)の子どもたち」飯田順三編著,太田豊作,山室和彦著,合同出版

「ウタ・フリスの自閉症入門」ウタ・フリス著,神尾陽子監訳,花園力訳,中央法規

「ひといちばい敏感な子」エレイン・N・アーロン著,明橋大二訳,1万年堂出版

「比較教育学研究 第45号 特集:各国の才能教育事情」日本比較教育学紀要編集員会

「ふたごと教育」東京大学教育学部附属中等教育学校編,東京大学出版会

ADHDタイプの大人の為の時間管理ワークブック」中島美鈴,稲田尚子著,星和書店

WEB関連

「改訂新版JavaScript本格入門 モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで」山田洋寛

「Webディレクションの新標準ルール」栄前田勝太郎,岸正也,滝川洋平,タナカミノル著,MDNコーポレーション

小説

「ひとごろしのうた」松浦千恵美,ハヤカワ文庫

「たった、それだけ」宮下奈都,双葉文庫

コミック(kindle)

「ガブリールドロップアウト」うかみ,電撃コミックNEXT

「プロチチ」逢坂みえこ,イブニングコミックス

「死役所」あずみきし,バンチコミックス

「兄の嫁と暮らしています。」くずしろ,ヤングガンガンコミックス

 

「フェリックスの手紙」アネッテ・ランゲン著,ドロープ・コンスタンツァ絵

はじめに

私が小学校の頃に良く読んでいた絵本の話を少しだけ書こうと思います。

それを思いたった切欠が2つほどありまして、一つ目は下書きばかりが溜まっていく*1現状を改善しようというちょっとした足掻きですが、2つ目は真っ当な理由です。

ちゃんとオチもつきます。

 

2つ目の理由

先日、近場の古本市に出かけたところ、偶然にも冒頭に触れた絵本の続編を手に入れることが出来ました。以前、同じシリーズを読んでから15年は経っていたと思われる中での出会いでしたので、価格もお手頃だったこともあり、購入に踏み切りました。

どのような絵本かというと、少女とウサギにまつわるお話です。

 

あらすじの紹介

小学校に通う少女は、周囲の子供達と少し馴染めずにいて、ちょっとしたことで軽い言い争いが起きてしまいます。そのことを、いつもお気に入りの茶色いウサギのぬいぐるみに向かって話すのです。名前はフェリックスと言います。

 

一見すると、ただのぬいぐるみですが、彼はぬいぐるみにしては珍しく、行動力がある方だったので、少女の眠っている間に様々な場所へと冒険に出かけます。

 

北極や、アフリカ、中南米、大都会のニューヨーク、カンガルーのいるオーストラリアにだって、自分の足で出かけて行きます。

道中で見た景色、人々との交流や驚いたことなど、旅の先々から少女に向けて、フェリックスは手紙を送ります。

少女は、もちろんフェリックスがいなくて寂しさを感じていますが、彼から届く手紙を今か今かと楽しみに待ちながら、ぬいぐるみのいない日々を過ごします。

 

それは彼女だけではなく、読者である私も同じです。

そして、彼の手紙は、絵本を通して、私たちの元へも届くのです。

 

フェリックスは何を見て、何を聞いて、何を感じたのでしょうか。

手紙を開くその時まで、彼女にも、私にもわかりません。

 

物語が終わりに向かうにつれて、

少女の元に無事に戻ってくることが出来るのかは勿論ですが、

毎回変わった方法で帰ろうとする不思議なぬいぐるみが、

今度はどうやって戻ってくるだろう、

そういったことを考えることも読み続けていくうちに、

一つの楽しみになっていきます。

 

彼の手紙によって、少女が少しずつ周囲に馴染む様子も心を穏やかにしてくれます。

 

絵本のタイトルは『フェリックスの手紙』と言います。

興味があれば、読んでみてくださいな。

 

肝要なところ

さて肝心のオチですが、

古本という性質上、帯がなかったり、少し破れていたり欠けていたり、汚れていたり、そういったことも珍しくありません。

この本の特徴は、フェリックスの「手紙」にあるのですが、本に付いているはずの「手紙」が全て欠けていたのです。

 

イチゴのないショートケーキを食べた様な、満たされなさを味わってしまいました。

ちょっとしたトリップに陥っていたので、確認を怠ったのが敗着ですね。

 

たとえ、懐かしい本に出会えた興奮の最中にいても、

次回は中身を確認することを忘れずにいようと思います。

 

フェリックスの手紙―小さなウサギの世界旅行

フェリックスの手紙―小さなウサギの世界旅行

 

  ***2017/02 統一性を保たせる為、ブログタイトルを変更しました。

*1:現在、公開分と同数の下書き記事がストックされています。